結婚式 仲人の心づかい
仲人の心づかい

恋愛結婚の仲人のあいさつとして

三村繁氏は、両人の結びつきを話したあと、「私たちにとって一杯の番茶は、だれでもいつでも飲もうと思えば飲めます。そしてそれほど高価なものではありません。ところが、この番茶も、飲む人の心がけ一つで、おいしくもなり、苦しくもなります。結婚もこれと同じではないでしょうか。

いくらりっぱな相手を選ばれても、お互いの深い理解と愛情がなくてはおいしい結婚生活を味わうことはできないと思います。今ここに、二人は、最もよきベターハーフを自分のものとされたのですが、これらの生活をより楽しく、より充実させようと思えば、おいしい番茶を入れると同じ心をこめてよい味と、よい香りを出すように、二人で努められなくてはならないと思います。

さいわい、大先輩の方々に大ぜいご列席いただけましたので、今これから巣立って行とうとする二人のために、そのおいしい味の出し方をご披露していただけますよう、私からもお願いして、ごあいさつといたします。」
二人のためへの励ましと祝辞を、心から願う仲人のあいさつといえましょう。

結婚後は

新婚旅行を終えた両人が、お礼のあいさつに見えます。お互いに忙しいので、るすの場合もありましょう。三村氏は、「家内が会っただけなので、日曜日にでも二人をよんで、ゆっくりその後の生活を聞きたい」木村夫人も、「盆、暮などに元気な二人があいさつに見えたり、結婚一年目ですなどど便りをもらうと、お世話のし甲斐があったと、うれしい気持です。

お子さんの名前を頼まれることもあります」と、うれしそう。ときには、こちらから近況を問い合わせるのもよいでしょう。仲人として、先輩としてうるさくない程度に、遠くからあたたかく見守ってあげたいものです。


当日の服装

式の内容、新郎新婦の服装にもよりますが、男子はふつうモーニングか黒っぽい背広、夫人は白衿黒紋付ぎ裾模様、着付のポイントを美容家 遠藤波津子氏に伺ってみましょう。

「最近は下着を重ねず、一枚をすっきり着こなすことが多くなりました。中年の場合は、衿元がさびしいので、つけ比翼または白い衿だけを重ねて衿元を整えます。帯止めは、正式は白の丸ぐけ。近ごろは白、金銀の平打ちのものも使いますが、あまり幅広のものは感じがよくありません

。着付けのポイントとしては、若い人は腰の線などを美しく出して、きりっと着付けることぶたいせつですが、中年婦人の場合は、らくに着こなすことがコツ。衿元もゆったりと合わせ、(特に衿を多く抜くとか、衿元を広くあけるという恵味でなく)帯は少し下めにしめ、中年は腰の線が多少くずれることが多いのでおたいこの形もやわらかく、帯上げは控えめに少し出す程度とします」